英国で見かける英語、英国人の話す英語は、なんか変。いや、英語は英国が本家だろうって?
まぁ、単に我々日本人がどっぷり米国英語に浸りすぎているだけなのかもしれない。私は「外国に行ったら "toilet" は便器のことですよ、トイレは "restroom" とか "bathroom" と言いましょう」と習った記憶があるのだが、初めて英国に来た時に、トイレの入口に力一杯 "Toilet" と書いてあって面食らった。
日常よく使う単語でも米国英語と英国英語で意味が違ったりするので、こっちが話す分には英国人はわかっていて通じるから支障ないが、こっちが聞いたり読んだりする場合は知っていないととまどう。いくつか例をあげてみたら、空港から地下鉄でホテルに入る、みたいな感じになった:-)
単語 | 意味 | ||
米国英語 | 英国英語 | ||
荷車 | cart | trolley | "No trolley beyond this point" = この先荷車禁止 |
地下鉄 | subway | underground | subwayは地下道 |
列に並ぶ | make line | queue | "Queue here" と書いてある所に並ぼう |
現金自動受払機 | ATM | cash machine | . |
(通貨の) お札 | bill | note | 自販機のお札入口には "Notes" と書いてある |
片道 | one way | single | 切符売場で "Single or return ?"ときかれたらこのこと |
往復 | round trip | return | |
出口 | exit | way out | . |
予約 | reservation | booking | 米国でも "double booking" みたいに使うこともある |
携帯電話 | cell phone | mobile (phone) | . |
郵便番号 | zip code | postcode | . |
英国の高校では IT の授業で「IT 用語はみんな米国英語ですからねー、みなさん気をつけましょう」と最初に教えるそうである。でないと、"<div align=centre>" とか書いてしまう子が続出するらしい。
でも、うちの子が学校のテストで米国綴りで書いて×をもらってきたのにはちょっと驚いた。外国人も多い学校なのに、米国人がいたら怒るぞ。翻って、日本に帰った時に学校で英国式に綴ったら×をもらわないか心配...
ちなみに、英国以外のヨーロッパの各国でも、英語標記する場合は英国英語が使われるのが普通。
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